とある夏の暑い日のこと、
営業中にミルクが無くなりかけた
「5分だけでもいいから分身することが
できれば、どちらかが店番して、どちらかが
ミルクを買いにいけるのになぁ。。。」
そう思ったその時、
自分はここに居るのに
目の前に自分が現れた
願いがかなって分身したのか、
瓜二つ、いや若干小さい気がする
二人に分かれたからだろうか
まあそんなことより、
ミルクを買って来てもらおうと思ったが、
もう一人の自分は自分が店番をするから、
自分に買いに行けと言ってくる
もう一人の自分はこんな暑い中
買い物に行くよりはこの涼しい店内で
居る方がいいと考えたのだろう
しかし、それは自分も同じ考えだ
結論の出ない言い争いをしていると
突然、目の前の自分は姿を消した
一瞬何が起こったのかわからなかった
たぶん、5分だけでもいいから
分身できれば・・・とお願いしたから、
5分経って元に戻ったのだろう
たまに店内に店主がふたり
いるのは、こういうことです
店主
店主