この物語はフィクションです
実在の人物、団体とは関係ありまめん
「はぁー。。今日という日を
もう一度やり直せないだろうか」
その時ふと近所の喫茶店を思い出した
なんてことのない普通の喫茶店だけど、
お店の中に“過去への扉”と書かれた
扉があるからだ
もしかして、あの扉を開けると過去へと
戻れて、またその日から人生をやり直せる
のではないだろうか
そんなバカげたことがあるわけないと
思いながらも、もしかして・・・という気持ち、
いや本当はまっすぐ家に帰るのが嫌だった
から、その喫茶店に立ち寄った
私はいつものホットコーヒーを注文して、
マスターに恐る恐る尋ねた
「過去への扉、開けてもいいですか」
マスターはコーヒーをドリップしながら
「戻って来られないかもしれませんよ」
と言い、口元だけにやりとした
もか子