2023/12/31

2023年12月 「ラバーダックに会いたくて」

“すみのえアート・ビート”というイベント...知り合いの方々も多く出店されていたり遊びに行かれていたりということで耳にする機会はあるのですが、なかなかお店の営業があるため参加できないでいるイベントのひとつです

そんなすみのえアート・ビートの目玉である巨大なラバーダックちゃんが中之島に来ているというので会いに行ってきました

大きさなのか、色なのか、ビジュアルなのか...とにかく癒やされ、年末のバタバタ感を忘れさせてくれるほどの安らぎをいただきました


そんな12月の初めはイベントへの二日連続の出店でした

これまでの写真展からスケールアップした今回は、イラスト、文章、造形、音楽と枠組みが広がっての開催となりました

こちらのイベントの片隅でだいこくや洋菓子店さんにもご協力いただきまして、来場者様への喫茶コーナーを運営させていただきました

すこし前に居酒屋さんで「天使の海老」というメニューを見た時から温めていた企画であるドーナツとコーヒーの「天使セット」をついに実現することができました



それぞれ出展者さんによって彩られた各部屋を覗くと、ぐさぐさと刺激を受け新たな分野への挑戦をしてみたくなりました

ご来場いただいた皆様はいかがでしたでしょうか...



人生の先輩方には「マスターぐらいの年やとまだまだ一年早く感じへんやろうけど...」と一年早い自慢をご教授いただき、人生の後輩たちに対しては「まだまだ君らくらいの年やと一年早いなんて感じへんやろうけど...」と先輩面しながら過ぎていった12月もなんとか乗り越え、年末にお蕎麦を食べて正月のお餅を買えるくらいの感じにはまとまりました

つぎの年越しはハワイで過ごせるように...なろうとは思いませんが、なれるくらいのような感じに一歩くらい近づけたらいいなぁという思いで過ごしていければと思います

今年も一年ありがとうございました
2024年もどうぞよろしくお願いします


グアドゥアコーヒー 店主


2023/12/25

『土鍋焙煎 厄除珈琲』

【大阪あびこ】

大阪市の南端に位置する“あびこ”
当店はこちらで自家焙煎珈琲のある喫茶店として営業させていただいております

普段は半熱風式の焙煎機を使っていますが、ごく稀に土鍋を用いて焙煎することがあります

あびこには日本最古の観音霊場とされる大聖観音寺(あびこ観音)があり、毎年節分の時期には護摩焚き祈祷が行われ厄除開運を願って多くの参拝者で賑わいます

【厄除け】
豆を煎ることは「魔 滅入る(まめいる)」という字を当ててみると、魔除けや厄除けといったことにすごく効果的な気がしてきます

生豆を煎る時に立ち上る煙を浴びることで身は清められ、煎りあがった豆から抽出したコーヒーを飲むことでちょっとだけ良いことが起こるのではないかと思います


【土鍋焙煎】
下から加熱した土鍋の中でコーヒー豆をヘラでヘラヘラ撹拌し続け、遠赤外線効果で芯までじっくり火を通しますが、どうしても煎りムラが出来やすい焙煎方法になります
しかしそのムラが味の奥行き、深みを醸し出すことに繋がっているのではないかとプラスに考えております

【野生のコーヒー】

土鍋厄除焙煎で使う生豆は、エチオピア南西部オロミア州のベレテやゲラという地区にあるほぼ手付かずの自然林に自生しているコーヒーの木から収穫されたものです

収穫時以外は人の手が加わらないため農薬や化学肥料はもちろん不使用、品種改良などもされていないのでコーヒーの原種に近いのではないかと思われます

華やかな酸味としっかりしたコクがありますが、後味スッキリの飲みやすい味わいです

【さいごに】

いまはまだただ“厄除け”と名乗っただけのコーヒーですが、今年飲んでいただいた方々の健康ご多幸を祈願しつつ、また来年元気にお会いできることで少しずつ『土鍋焙煎 厄除珈琲』としての地位を築いていければと思っております


2023年12月
大阪あびこ
自家焙煎 guadua coffee

2023/12/12

2023年11月 「自分のまわりの先生」

魚が食べたい!
あびこで美味しい魚が食べたい!

そういう時は“呑(どん)”ちゃんです
お造りから焼きもの、揚げもの、そして〆には雑炊まで、お魚料理を堪能してきました



ほぼ同じ時期に開業したお店で共通のおっちゃんを通じて教えていただいたのですが、一つ一つの仕事が丁寧でいつもその姿勢に感心し、いろいろ学ばせていただいております

個人的には何かをがんばったご褒美として、あまり込み合ってなさそうな日を選んでのんびりおじゃましに行くのですが、何かをがんばってやり遂げる回数が少なくって訪問回数が少なくっって申し訳ない気持ちですっっっ

そんな呑ちゃんへ行くほど何をがんばったかというと、近所のレンタルスペース ipponbari さんで行われたイベント“一日喫茶まとリョしか”への出店でした



いつも出店の際には、無くてもよいけどちょっとあると楽しいくらいの微妙なラインの出し物を用意しており今回はクレーンゲームでした

ダンボールで作ったクレーンのアームを使ってドリップバッグコーヒーを掴み上げてもらうという、最終的には釣り堀のようなゲームとなりました

小さなお子様から大きなおとな様まで、挑戦された方々みなさん上手にドリップバッグコーヒー釣り上げておられてなによりでした


とある休日に和歌山と帝塚山のギャラリーをはしごしたりもしました


自分はなにかにつけ、程よいところで「これでいいやっ!」と匙を投げがちですが、今回個展をされたお二方は展示スペース内でとことんまで突き詰めた表現を演出されていて、そこに至るまでの過程のお話も伺うと「あぁそんなところにまでこだわりが...」と感心の掛け算状態でした
そうこの姿勢も自分が今後見習うべき先生であると思った次第です


11月の前半にはまだ冷房をつけないとというくらいの暑い日もあったはずなのに、後半にはストーブを点火していたという急激な温度変化に振り回される日々ですが、天気予報を踏まえた上でお店の商品においても、多く準備しないといけないものやそうでもないものなどしっかり考えていければと思います


グアドゥアコーヒー 店主